国際バカロレアとは?

国際バカロレアとは?

 

International Baccalaureateとは?

International Baccalaureate=国際バカロレアとは、スイスジュネーブに本部を置く団体です。国際バカロレア機構(IBO) が提供する国際的なIB教育プログラムは、海外に滞在しながら大学進学を目指す生徒たちが国際的な共通カリキュラムを必要としたことから開発されました。世界を舞台に活躍できる人材を育成するために、世界に知られた組織です。

IBプログラムとは、国際バカロレア機構(IBO)が提供する教育プログラムです。

3歳~12歳を対象としたPYP(Primary Years Programme)、11歳~16歳を対象としたMYP(Middle Years Programme)、高等学校の最終2学年を対象としたDP(Diploma Programme)があります。

 

 

国際バカロレアのプログラムは、全て導入することも、どれか1つのみ導入することも可能となっており、国際バカロレアの認定を受けている学校は、平成28年11月1日現在、世界140以上の国・地域において4,664校である。

日本における認定校は、下表のとおりである。また、学校教育法第1条に規定されている学校は、仙台育英学園高等学校、ぐんま国際アカデミー、玉川学園中学部・高等部、東京学芸大学附属国際中等教育学校、東京都立国際高等学校、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢、サニーサイドインターナショナルスクール、加藤学園暁秀高等学校・中学校、名古屋国際中学校・高等学校、立命館宇治中学校・高等学校、AICJ中学・高等学校、リンデンホールスクール中高学部、沖縄尚学高等学校、英数学館高等学校、茗渓学園高等学校の15校である。

 

出典: 文部科学省

 

 


国際バカロレアプログラム(IB)はPYP(初等教育課程:3歳ー6年生)、MYP(中等教育課程:中学生)、DP(高等、大学入学資格課程:高校生)に分かれています。 2012年7月現在、世界143カ国、スクール数3,463校、生徒数1,044,000人で日本では24校(PYP14校、MYP7校、DP16校)が認定校とされてます。

 

 

国際バカロレアプログラム(IB)の特徴は横断的なプログラムにあります。これまで私たちが受けてきた教育の様に各科目を独立して教えるのではなく、各科目が横断的な関連を保ちながら、自己、社会、地域、国、そして世界の成り立ちを科学、数学的な要素を取り入れながら学ぶカリキュラムとなっています。

このような教育環境の中で子供たちは物事を深く探求し、多角的な物の考え方ができるようになります。自分で考え、行動することが授業そのものに組み込まれています。

生徒たちは学んでいることが決してテストや受験のためではなく、グローバルマインドと自立した人間交流が出来る真の国際人へと成長するための「学び」があることを理解しています。

 

IBのカリキュラムは高度な知的水準に挑戦すると同時に、責任ある地域社会の一員となって国際理解を深める全人教育を行っています。従って思考力、表現力、倫理能力、さらに研究能力や異文化に対する理解と寛容性を育み、偏見の無い心を養うことを重視しています。

アメリカやオーストラリア等の英語圏での増加が急速に伸びていることから、英語による教育が重要なのではなく、これからのグローバル社会と情報化社会においては国際バカロレアプログラムが国の未来を担う子ども達への教育プログラムとして重要であることを表しています。

 

日本ではインターナショナルスクール=英語と考えてしまいがちです。しかしIBOの理念やカリキュラム はスクールが設立されている国の言語、国、地域の文化、歴史を学ぶことが国際理(グローバルマインド)を育てる上で重要なことと位置づけています。

 

出典: オキナワインターナショナルスクール