入学条件について


インターナショナルスクールによって、それぞれの入学条件があります。

 

 一般的には生徒の英語力が第一条件で、英語面接によって判断されます。多くのスクールでは保護者(少なくとも父母のどちらか)がネイティブスピーカー並みの英語力がないと入学を許可されません。英語力がないと学業についていけないことと、親も学校との連絡やお便りなどを正しく理解できないと困ることが理由だと考えられます。

 

 また、伝統的なインターナショナルスクールでは日本国籍者を受け入れていないか、帰国児童(帰国子女)の場合でも、海外在住歴3年(場合によっては5年)未満は不可など、スクールによっては条件が厳しくなっている傾向があります。インターナショナルスクールに入学を希望する日本人が年々増えているのが理由と考えられます。

 

 一方、新設のインターナショナルスクールでは、日本人でも入学できるところがありますが、相当な英語力が必要なことは同じです。

 

出典: Kitty International School/Kindergarten/Preschool インターナショナルスクールの基礎知識

 

 

 


インターナショナルスクールの入学条件は?

多くのインターナショナルスクールが、英語の授業についていけるだけの高い英語力を子供が持っていることを入学条件としています。なかには家庭への連絡事項が問題なく伝わるよう、保護者にも英語力を求めるところもあり、親のどちらかがネイティブ並みの英語力がなければ入学が認められないケースもあります。また一部のインターナショナルスクールは、長期の海外在住経験も入学条件に入れています。

 

しかしインターナショナルプリスクールには、子供や親が英語を話すことができなくても入園できるところが多くあり、インターナショナルスクールに入るための英語力をつけさせるためにプリスクールに子供を通わせる家庭もあります。

 

出典:こそだてハック

 

 


インター入学考える?

インターナショナルスクール(外国人学校、国際学校)(以下インター)に入学を望んでいますか?インターに入学するには一定条件をクリアすることと、インターの生活を送ることによって起きることを了承しなければなりません。ここでは正式なインター入学について考えてみます。

 

全国にはインターナショナルスクールと呼ばれている学校がかなりあります。どのような形のものなのでしょう。基本的には日本に住む外国国籍を持つ子どもたちの学校です。つまり、親の仕事の都合で一時的に日本に住み、学校(義務教育)に行かなければならない子どもたちのための学校ということです。

 

入学の条件は・・・

インター入学の条件を先ず先に説明します。入学条件は親がネイティブ並みに英語を話すことができること。両親のうちどちらかが英語を話すのであればOKです。インターとはいっても「学校」ですから、子どもの教育に関することの連絡はすべて英語で行なわれるわけです。その時しどろもどろではインター側もどうしようもないので完璧な英語話者が家族に存在することが必要なのです。

 

もう一つ条件があります。インターの学費を支払えるかということです。インターは日本政府が認めた「学校」ではありません。日本にある外国企業や親たちがお金を出し合って運営しています。ですから、高額な学費が必要になります。年間約150万~200万かかります。この金額が楽に支払える家庭でないと苦しいインター生活になってしまいます。

 

インターに入学したら・・・

インターでは英語で授業が進んでいきます。日本人がインターに入学したい理由として英語を身につけてもらいたいという親の願いや国際感覚を身に着けてもらいたいという願いがあります。毎日英語漬けになるわけですから徐々に英語に慣れ、ネイティブの発音に近くなっていくでしょう。でも、気をつけなければならないのは、英語を話せることを前提として授業内容が進んでいくのですから、英語が話せなければ苦痛となってしまうことがあります。子どもなりの柔軟性でそこはうまく乗り切ってくれるとは思いますが。また、インター側でもESLクラスで英語をトレーニングしてくれるところもあります。

 

小学1年生からインターに入学して、高校3年生まで在籍したとします。それからどうしますか?欧米の大学進学にはなんの支障もありません。歌手の宇多田ヒカルさんもインターからそのままコロンビア大学生になりました。一方、今までは(2002)日本の大学にはこのまま入学できませんでした。日本の義務教育を終了したことにはならないからです。日本の大学に入学するためには「大検」を受けて通らなければなりませんでした。

 

これについては最近見直されています。インターを卒業しても、日本の大学側が「これで良し」と認めてくれればその大学に入学できるということです。早くて来年2003年度にはインターを卒業し、一定水準の成績を収めていれば日本国内の大学に進学できるようになります。(2002.7.2文部科学省発表毎日新聞)日本国内の外国人学校(朝鮮人学校含む)には朗報でしょう。

 

冒頭に「インターの生活を送ることによって起きることを了承しなければなりません」と書きましたが、ひとつだけ重要なことがあります。ノーラ・コーリさんが著書「英語のできる子どもに育てる」の中で以下のように述べています。私も大いに納得したことでしたので引用させていただきます。

 

日本語教育はどうしますか?

バイリンガルに育てたいということは日本語もしっかり定着させたい、ということであるはずです。ましてや子どもたちが将来活躍する場所が日本なら、日本人なのに、日本語が読めなかったり書けなかったり、ということになれば生活していく上で非常に困ると思います。「英語のできる子どもに育てる」ノーラ・コーリ著(2002)The Japan Times社より引用

 

私のお世話になった先生が、神戸のインターを卒業されたのですが、今でも日本語で本を読むより、英語で本を読むほうが何倍も早く読めるとおっしゃっています。確かにアルファベット26文字だけの英語とは異なり、日本語はひらがな・カナカナ・漢字と実にさまざまな形を覚えていかなければなりません。小学校の時に学校生活の中でこれらの文字に触れて少しずつ覚えていくことができるのです。インターではこの地道な作業ができません。ということは完全なバイリンガルに育てたければ、家庭での真剣な日本語トレーニングが必要です。日本に住んでいるから自然に覚えていく・・・とほおっておくと、漢字が書けない・読めない日本人になってしまうのではないでしょうか。これでは自分は何人なのかというような疑問も子ども自身が考えてしまいそうです。

 

どこまで徹底的にどんな教育を行なうかは親の選択によって決まります。インター入学についてはかなりの覚悟を決めて取り組むことが必要だと思います。

 

出典: All About