インターナショナル「プリスクール」とは?


インターナショナル ”プリスクール"とは? 

プリスクール(インターナショナル幼稚園、保育園)は、小学校・中学校・高校のあるインターナショナルスクールに併設されている場合と、プリスクールだけで成り立っているスクールがあります。

 

後者の場合、インターナショナルスクールに入学、進学するための予備校としての側面もありますが、幼児英語教育、国際教育を目的としたプリスクールを経て日本の小学校に進学する場合も少なからずあります。

 

日本のプリスクールは、インターナショナルスクールと同じように、原則として文部科学省に認可された認可幼稚園でも厚生労働省に認可された認可保育所(園)でもありません。

 

 キティクラブの全日制プリスクールも公的認可および助成金等を受けずに独自のメニュー、カリキュラムを実践しようとする私的教育施設です(詳細ホームページ)。 キティプリスクールの特徴としては、インターナショナルスクール進学と日本の小学校進学のどちらの場合でも貴重な体験が出来るように、全人格教育を英語で行うと共に、私立小学校受験にも対応する能力開発、受験指導プログラムを導入しています。

 

出典: Kitty International School/Kindergarten/Preschool インターナショナルスクールの基礎知識

 

 


プリスクール入学を考えるなら・・

子どもが英語で保育を受けるようになると約一ヶ月で英語を徐々に話すようになります。半年、一年経つころにはかなりの語彙数を理解してゆっくり使いこなすようになってきます。これは子どもの特性ですので、子どもによって時間的な差はありますが、どの子どもも英語を使うコミュニケーションをするようになります。

 

プリスクールに入学を考えているのなら、まず近くのプリスクールを探すこと。毎日通うところですから、近いほうが子どもに負担がかかりません。もちろん送迎する親にもありがたいですね。そして日本人保育士がいるところ。これは英語でうまく自己表現することができない子どもがきちんと日本語で思いを話せる環境があること。徐々に英語での表現ができるようになります。大事な点は以上の2点です。

 

出典:All About

 

 


インターナショナルプリスクールの入園準備

★プリスクールを選ぶ

子どもが一日の大半を過ごす場所として適当かを正しく<br />判断しましょう。

子どもが一日の大半を過ごす場所として適当かを正しく

判断しましょう。 プリスクールといってもその運営方法はさまざまです。基本として考えるべきことは、「英語環境」という特別な環境に子どもを置くということです。 しかし、子どもが日中を過ごす環境ですからベースは「保育」そして「教育」が一番大切なことになります。ですから、英語教室の延長のようなプリスクールは選んではいけません。

 

★区別がしにくい

説明が少し難しいのですが、ここ数年、パッと見ただけでは、英会話スクールなのか、プリスクールなのか、非常に区別がつきにくくなってきています。

 

英語保育の需要が高まっている現状をふまえると、英会話スクールが英語保育事業に乗り出したとしても不思議ではないので、本来の英会話事業を維持しつつ新規事業に乗り出したという感じです。実際、このような過程を経ているプリスクールも多いです。

 

本当にいろいろなタイプのプリスクールがあります。通っている子どもはすべて日本人というところ、外国子女も数人通っている、帰国子女が多いところなど。保育士もいろいろです。バイリンガル保育士、日本人保育士、ネイティブ外国人保育士などなど。

 

特に、ネイティブの先生には注意しましょう。教育や保育に関する免許をもっていない人もいます。プリスクールという看板をあげている以上、幼児と接する大人は、保育のプロ、幼児教育のプロが担当して当然です。ネイティブの先生が「○○○のプロ」とは呼べない人、教育関連免許をもたない人だったら、そのプリスクールのポリシーを疑いたくなりますね。

 

プリスクールは、安全でのびのびと子どもが過ごす環境であってほしいですね。何かのトラブルがあったとき、子どもへの接し方、対処方法をよくわかっている先生に子どもを預けたいです。ネイティブの音声が聞こえる環境さえ与えておけばいいという考えのプリスクールはダメです。

 

★子どもが過ごす時間のカリキュラムを見ましょう。

英語環境、保育環境、教育環境をよく考えて。

プリスクール入園を希望するときには、まず、そのプリスクールのホームページを見てみましょう。一日のスケジュールが書いてあるはずです。幼児教育、保育に主点がありますか?

 

★プリスクールは私立。認可されていない保育所の扱い

認可されていないとはいえ、保育を主に考えながら英語環境を与えている良いプリスクールはたくさんありますし、すてきな先生たちもいます。

 

どんなスケジュールなのか電話で尋ねると丁寧に教えてくれますよ。気になるプリスクールがあったら電話でいろいろなことを尋ねてみてもいいでしょう。英語ができなくても大丈夫です。たいていのプリスクールは日本語で応対してくれるので安心です。

 

働くママさんの場合、長く預かってくれるところもあります。延長保育という費用はかかりますが、7時ごろまで預かってもらえます。共働き夫婦には便利だと思います。

 

★気になる費用

いよいよ出発!英語環境にどっぷり浸かる第一歩です。子どもだけじゃありません。親もどっぷり浸かることになります。

いよいよ出発!英語環境にどっぷり浸かる第一歩です。子どもだけじゃありません。親もどっぷり浸かることになります。 プリスクールには、月~金までのスケジュールが立ててあるのが一般的です。預ける側(親)が子どもを週に何日預けるのか決められます。週1回、週3回、週5回など。その日数によって保育料が決まります。

 

週5回で1年間通ったとすると、安いところで年間70万円、高いところでは100万円を超えます。延長保育を頼むとなると費用はあがるばかりです。家計も考慮しなくてはいけませんね。

 

★選ぶステップ

■まずは気になるプリスクールの情報をホームページでよく読みましょう。一日のスケジュール、費用など気になったら調べてください。

 

■次にご自分の住んでいる近所のプリスクールを探してみて。探したら電話をして疑問点を尋ねてみましょう。プリスクールの対応をみましょう。

 

■親子で一日体験をさせてもらいましょう。子どもの様子は反応は?ネイティブの先生の様子はどう?バイリンガル保育士は?気が合いそう?

 

■園庭はある?なかったら近くに公園はある?外遊びができる環境はどう?

 

 

出典: All About

 


注目度上昇中! 

幼児から通えるインターナショナルスクール運営の幼稚園キンダー&プリスクール

 

ここで今、注目されているのが、未就学児となる幼児さんが幼稚園・保育園時代に通うインターナショナルスクール=プリスクールです。

 

未就学児の場合は、基本的に自由に学校を選択できるため、この期間であれば幼少期からの早期英語教育・グローバル教育がスムーズにできるということで、インターナショナルスクールが運営しているプリスクール(キンダーガーテン・バイリンガル幼稚園…等)に興味を示し、実際に入園・入学の選択をする親御さんが増えています。

 

また、急速に高まる幼少期からの早期英語教育・グローバル教育へのニーズに応えるかのように、老舗の小・中・高校を運営しているインターナショナルスクールに併設されているプリスクールだけでなく、主に英語でクラス運営がされている私立/私設の各種スクールとしての

インターナショナルスクール内・プリスクール

英語幼稚園

バイリンガル幼稚園

キンダーガーテン

プリスクールという名称で行われる英語幼児教室

…等が全国各地で増えています。

 

矢野経済研究所が2015年7月に発表した「語学ビジネス市場に関する調査結果2015」でも、2014年度のプリスクール市場規模は、事業者売上高ベースで前年度比104.0%と増加。2015年度の同市場規模は、前年度比112.9%と予測されているのだとか。

 

 

インターナショナルスクールが運営する幼稚園も

ハードルが高いイメージがあるのはなぜ?通常、インターナショナルスクールが運営している未就学児向けの施設は、小・中・高校と同様に、主に外国籍のお子さんを対象としたスクールであるために、そもそも、日本人が入学できる枠自体が限られている場合が多いのです。

 

また、老舗の名門インターナショナルスクールの場合、学費が非常に高額である場合が多く、年間250万〜300万と言われる授業料と合わせて、寄付金なども合わせるとかなりの額に。

 

主に、グローバル企業と俗に言われる外資系大企業からの出向等で日本に駐在している外国人(…俗にエクスパットと呼ばれる方々で、高待遇で日本に駐在していることが多い)や、大使館関係の外国人のご子息・ご令嬢、もしくは日本人の場合は継続的に多額の学費を支払う能力のある、国内でも極めて高所得なご家庭のお子様が多く通っていることも納得です。

 

そのため、インターナショナルスクールのプリスクールやキンダーガーテンに興味はあっても一般的な日本人を両親とする家庭の場合、言語の問題・金銭面で躊躇・断念せざるをえないされるケースが多々ありました。

 

 

日本人のニーズに合った「新感覚のプリスクール」が急増中!

今、インターナショナル・プリスクール業界に吹く新たな風

 

しかし、ここ最近、教育の国際化や親御さんの多様なニーズに合わせて、日本人の入学枠が多いスクールや、そもそも、日本人をメインターゲット・対象としたスクールが急増しています。

 

中には、これまで老舗のインターナショナルスクールに勤務されていた校長先生や、クラスを担当してきたベテランのティーチャーが「これからの日本に必要な理想のスクールをつくりたい! 理想の教育を実現したい!」という強い想いから、新規でプリスクールを立ち上げるケースも多く聞かれるようになりました。

 

また、外資系企業や一般企業等で活躍してきたママやパパが、これまでの日本国内・海外で働き子育てしてきた経験を活かし「日本人のニーズと、日本の未来に必要なスキルを得るためのプリスクールとしてのインターナショナルスクールが必要!」と、日本人、もしくは日本人への理解が高い外国人経営者によるするプリスクール・英語幼稚園も増えてきています。

 

新しい形のプリスクールは

日本人ファミリーに優しいサービスや保育料金も魅力!

 

このような、新しい形でたちあげられたプリスクール形式のインターナショナルスクールの場合、従来型の外国籍のお子さんを対象としてきたスクールと比べ、年間授業料や入学金もリーズナブルに抑えられているスクールが多く、日本人家庭の子どもの受け入れにも積極的であったり、英語が苦手な親御さんのために配布物や掲示を日本語対応完備であったり、一般の保育園のように延長保育が充実しているなど…日本人・共働き家庭・働くママに優しいスクールも出てきています。

※プリスクールは、文部科学省が現在定めている認定幼稚園や、厚生労働省が管轄する認可保育園ではない認可外施設という位置づけになるケースがほとんどのため、保育費の負担軽減措置などは受けられないと考えておきましょう。保育費の負担提言措置を使いたいというファミリーは、注意が必要です。

 

また、新しい形のプリスクールは、週5日通うことが必須のスクールだけでなく、

★一時保育的な形で…週1、2日からでも通うことが出来るおけいこ・習い事感覚で通うことができるスクール

 

★幼稚園・保育園の帰りに毎日・週数日通うアフター幼稚園/アフター保育園を併設しているスクール

…もあり、通園の仕方の自由度を高く設定しているスクールも多見られます。

 

合わせて、このような新設のプリスクール型インターナショナルスクールでは、小学校入学後も、継続して英語でのコミュニケーション能力や、英語で学ぶアカデミックな能力を伸ばすことを目的とした、小学校の学童保育の代替として使える英語×学童(イングリッシュ・アフタースクール)が併設されているケースも増えてきています。

 

そして、通常プログラムとは別に、海外でお子様達が英語を使う機会を増やすために夏には海外のプチ親子留学やサマースクールを企画するスクールや、様々な国籍の子ども達との触れ合いをより多く増やすために、国内の外国人向けのインターナショナルスクールと提携し、国内英語留学をサポートするスクールも!

 

親御さんの多様な教育価値観や、ライフスタイル・ワークスタイル…に合わせて、インターナショナル・プリスクールも多様化し、ニーズに応じて様々な選択ができるようになってきているのです。

 

これまで「プリスクールとはいえ、インターナショナルなスクールは色々敷居が高そうで…」と、及び腰になっていたママ・パパでも、安心してお子様を通わせることが出来る新しい形のプリスクールの市場はますます拡大していくことでしょう。

 

幼少期からのグローバル教育・英語教育が

新しい形の「プリスクール」の台頭で変わり始めている!

 

これまで、週数回、約1時間の授業で「英語を学ぶ」ということが日本の学校教育では多く行われてきました。

 

しかし、この方法では何年英語を勉強しても、実用レベルには達しないだけでなく、実際に、日本人以外の方々とコミュニケーションを楽しむマインドセットも育まれないという問題が長年言われてきました。

 

未就学児が通うインターナショナルスクールへの注目度の上昇、新しいプリスクール型インターナショナルスクールの台頭により、日本国内に居ながらにして、子ども達が自然な流れで「英語で学ぶ」「様々な文化背景があることを日々の生活の中で学び、知る」という機会を作りやすい環境が都内だけでなく、全国各地でふえつつあります。

 

これからパパ・ママになりたいと思っている方々、今お子さんをお腹に宿している妊婦さんとそのパートナー、これから保育園・幼稚園選びをしようとしている新米ママ・パパ、お孫さんが誕生する/したばかりの方々……は、子ども未来を思い描き、将来計画を立てる際に、「プリスクール型のインターナショナルスクール」というもう一つの選択肢と可能性について検討してみても良いかもしれません。

 

出典: グローリア