認可校と無認可校
★インターナショナルスクールには、学校法人として認可されている学校とされていない学校とがあります。
★学校法人として認可されているものであっても「各種学校」として、専門学校や外国人学校と同じ扱いになります。
一般的な小中高と異なり、文部省管轄ではありません。
一般的な文部省管轄の学校内に、インターナショナルのクラスが設けられている場合もありますが、その場合は、インターナショナルのクラスであっても、日本のカリキュラムに則って教育を行わなければならないなどの制約もあります。
<認可校のメリット>
・通学定期券が買える
学校法人としての認可を受けているため、学生は通学定期券を購入することができます。
・学校に対して税金がかからない
逆に学校法人として認可されていない学校は「企業が運営している学校」という扱いになるため、優遇措置がとられることはなく、全てにおいて企業と同様に税金がかかります
出典: ナナピ
インターナショナルスクールは日本の学校教育法に定める学校ではないため、小中学校において義務教育を履行していないと認定される場合があり、また、スクールによってはインターナショナルスクールの高校を卒業しても大検を受けないと大学受験資格を得られない場合もあります。
インターナショナルスクールの学校認可については、下記のような国際的な評価団体の評価を受けているかどうかが一般的な基準とされています。
■WASC(Western Association of Schools and Colleges)
■CIS(Council of International Schools)
■ECIS(European Council of International Schools)
■ACSI(Association of Christian Schools International)
国際的な修業(卒業)資格としては、国際バカロレア資格(International Baccalaureate = IB)があり、同プログラムに参加しているスクールであれば卒業資格(diploma /一定の成績で入学試験免除の大学もある)を得ることが出来ます。
インターナショナルプリスクールに関しては義務教育ではないので、該当する問題は発生しませんが、文部科学省の定める認定幼稚園や厚生労働省の定める認可保育園ではありませんので保育費負担軽減措置などは受けられません。ただし、法で定める認定幼稚園や認可保育園が英語教育を行っている場合もあります。
ちなみに、キティクラブのプリスクールも、文部科学省の定める認定幼稚園や厚生労働省の定める認可保育園ではありません。プリスクールだけで成り立っているスクール(特に歴史のあるスクール)の多くがそうであるように、独自の教育理念と方針を実現したいと願う私的な教育機関です。
出典:Kitty International School/Kindergarten/Preschool インターナショナルスクールの基礎知識
インターナショナルスクールで高卒資格は手に入ります!?
最近ではインターナショナルスクールやアメリカンスクールなど進学に色んな選択肢があります。親としてはグローバル時代に合わせ教育を行いたいのでしょう。インターナショナルスクールなどに進学を考えた場合、心配なことが日本の高卒資格が得られるのかということです。将来日本の大学や専門学校に進学することを考えれば高卒資格が手に入らないのはやはり困ってしまいます。
インターナショナルスクールで高卒資格は取れますが・・・
高卒資格は取れる学校と取れない学校があります。
・外国の高等学校相当として指定された学校
・国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の認定を受けた学校
・上記の学校を卒業して18歳に達していること
※文部科学省が高等学校相当として指定した学校一覧はコチラ
であれば高卒資格が得ることが出来ます。全国にあるインターナショナルスクール数は2008年時点で88校。これ以外にインターナショナルスクールと唄っているプレスクールが無数にあります。なので入学を考えているスクールは文部科学省が相当と認めているスクールなのかどうなのかをまずはチェックする必要があります。
★文部科学省が相当と認めていないインターナショナルスクール卒業をして高卒資格を得たい場合
上記のような事を知らずインターナショナルスクールに入学した人も少なからずいるはずです。そんな人は日本の高卒資格はありません。日本で大学や専門学校に進学が出来ません。そこで高卒資格を取得する必要があります。最も活用できやすいのが高卒認定試験です。この試験であれば最短6ヶ月で取れます。
★外国にあるインターナショナルスクール(外国人学校)を卒業した場合
外国の正規の学校教育における12年の課程を修了していれば大学受験資格が得られます。又は文部科学大臣の指定を受けている在外教育施設の高等部を卒業すれば大学受験資格が得られます。仮に文部科学大臣の指定を受けている在外教育施設の高等部を卒業せず高卒認定試験で目指す場合でも文部科学大臣認定の在外教育施設で科目を修得した人は免除科目が出来ます。
★外国にあるインターナショナルスクール(外国人学校)を卒業した場合
又上記にあげた
・外国のインターナショナルスクールに通っていた場合
・11年以下しか教育課程を修了していない場合
・小学時代は日本で中等部高等部を外国で修了した場合
などなど色んなパターンがあります。詳細は文部科学省のホームページをご確認ください。
インターナショナルスクールは数多くあり通っている学校がどうなのか、という事は高卒資格を取得する際大きく関わってきます。
出典: 高卒認定対策協会
大学進学できるインターナショナルスクール
インターナショナルスクールを卒業したらどうする?
ハイスクール卒業後の進路は国外?海外?
これまで、日本にあるインターナショナルスクールの高校課程を卒業した生徒たちの進学先の多くは、海外の大学でした。
というのは、インターナショナルスクールは日本の学校ではなくて、外国の学校であり、日本では各種学校の扱いになっています。つまり日本の高等学校を卒業していないという扱いになるので、大検と呼ばれる大学検定試験を受験して合格しないと日本国内の大学に進学できませんでした。
しかし、国際化の波に押され、教育の国際化についても言及されるようになってから、平成14年度より、一定の水準の教育を受けて卒業し、日本の大学進学を希望する生徒に対し、日本の大学に進学できるようになりました。
この一定の水準というのは、それぞれのスクールの教育内容が国際的な認定団体のWASC、ECIS、ACSIのいずれかの団体の認可を受けていなければならないことになります。
<用語の注意>
WASC = Western Association of Schools and Colleges
ECIS = European Council of International Schools
ACSI = Association of Christian Schools International
認可を受けている日本国内のインターナショナルスクール
■セント・メリーズ・インターナショナルスクール
■アメリカンスクール・イン・ジャパン
■クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン
■聖心インターナショナルスクール
■清泉インターナショナルスクール
■サンモール・インターナショナルスクール
■横浜インターナショナルスクール
■コロンビア・インターナショナルスクール
■東北インターナショナルスクール
■北海道インターナショナルスクール
■名古屋インターナショナルスクール
■大阪インターナショナルスクール
■カネディアン・アカデミー
■マリストブラザーズ・インターナショナルスクール
■福岡インターナショナルスクール
■沖縄クリスチャンスクール・インターナショナル
(以上16校)
出典: All About